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インタビュー 第2回 エレクトーン✖️ピアノ=エレピアコンチェルト∞

エレクトーン×ピアノ=エレピアコンチェルト
エレクトーン×ピアノ=エレピアコンチェルト

今日は西山先生が考案された「エレピアコンチェルト」についてお話を伺います。

 

西山先生は日本 EL コンチェルト推進協会の代表として、精力的に「エレピアコンチェルト」の演奏会などを開催されています。

 

──「エレピアコンチェルト」とは何でしょうか。聞き慣れない言葉です。

 

西山 「エレピア」は、エレクトーンとピアノのこと。

「コンチェルト」とは、オーケストラを従えて、オーケストラと一緒に演奏する形態ことを言います。

日本語では「協奏曲」と呼ばれていますね。

主役であるソリストが、ピアノなら「ピアノコンチェルト」チェロなら「チェロコンチェルト」となります。

「エレピア(エレクトーンとピアノ)」で行う「コンチェルト」なので「エレピアコンチェルト」と名付けました。

 

──つまり、エレクトーンとピアノがソリストのコンチェルトの事でしょうか。

 

西山 いえいえ、ピアノがソリストで、エレクトーンがオーケストラパートを演奏するという形式です。

 

──エレクトーンが1人オーケストラをやるって事ですか。

 

西山 そうなんです。エレクトーン1台でオーケストラの弦楽器、木管楽器など多彩な音を全部やってしまうんです。

コンチェルトと言うのは、本来、オーケストラと一緒に演奏するものですが、エレクトーンがオーケストラの全パートを担うので、エレクトーン奏者とピアノ奏者、たった2人だけでコンチェルトができてしまうんです。

 

──エレクトーンってすごいですね。たった一台でオーケストラをやってのけるとは!

 

西山 でしょう!だから発表会やコンサートではもちろんのこと、普段のレッスンでもコンチェルトが体験出来るんです。

 

──レッスンでコンチェルトが体験できるなんて贅沢ですね。でも、オーケストラと一緒に演奏となるとハードルが高い気がします。

 

西山 まあ普通、コンチェルトと言うとピアノ上級者やプロでないとできないと思われがちですけど、私が編曲しているのは、ピアノパートは片手だけとか、簡単な両手といったレベル。

ピアノを始めたばかりの人(子どもも大人も)でも誰でも弾けてしまいます。だから本当に始めたばかりのチビちゃんでも弾けるんです。

 

──誰でもオーケストラサウンドをバックに弾けるなんて、素敵ですね。

 

西山 たかがきらきら星が、メリーさんのひつじが、かえるのうたが、ゴージャスな伴奏がついてコンチェルトになってますから、弾いてても聴いてても、とっても楽しいんです。

“エレクトーンマジック”ですね。ほんと!エレクトーンの可能性は無限大です。

 

──「エレピアコンチェルト」始められたきっかけは何だったのでしょうか。

 

西山 音大の講師になりたての頃、担当していた授業でオーケストラの曲を1人1パート(つまり片手で弾ける!)でアンサンブルしたんです。

そしたら、ピアノ専攻のクラスでは、私が指揮をしても誰も見てくれない!!だから合わないのです。一方、ピアノは得意でない管打楽器専攻のクラスは、みんな一斉にブレスしてピタッと合うのです。小・中学生から吹奏楽をやっていた人たちだから「合わせる」ことに慣れているんです。

そう!、ピアノって、一人で弾く事が殆どで、人と合わせるという体験をしてないからなんだ!って痛感しました。

 

小さいころから人と合わせる演奏に慣れていないとかわいそう!!と思い、私のところに習いにきてくれる子どもたちにはアンサンブルをさせてあげたいと思ったのです。それで、一人一人のレベルや希望に合わせてオートクチュールのように編曲してきました。もう25年以上になります。

 

──コンチェルトを体験する事で、生徒さんに変化はありましたか。

 

西山 はい。一番の変化はピアノが上手くなる事です。

一人じゃないから、お互いに合図しあって文字通り「息を合わせる」ことをしなくてはいけないので、自然なフレージング(文章の 、や 。)ができるようになります。そして自分がお休みでも相手の音をよ〜く聴かなければ入れない、音量のバランスやテンポや音色など色んなことに気を使わなくてはいけない。『聴く耳』を育てます。これは『究極のソルフェージュ』なのです。

この経験は、ピアノのソロの演奏にも必ず反映されます。つまり「音楽的な演奏」になるわけです。

そして、心が育ちます。思いやりや協調性、責任感といったヒトとして大切な心も育まれます。

  

──「エレピアコンチェルト」のレッスンを受けられるのは「よしこの音楽室」だけ。

ぜひ、オーケストラを背景に演奏するゴージャスなレッスンを体感してみてください。