金子みすゞの詩による童謡集
作曲:西山淑子

私と小鳥とすずと、ふしぎ、桑の実、みんなをすきに、葉っぱの赤ちゃん、木(おはながちって)、
つもった雪、お魚、大漁、春の朝、見えないもの、つくる、ゆめとうつつ、灰、こぶとり、すなの王国、
花のたましい、睫毛の虹、明るいほうへ、わらい、こころ、雪、日の光、木(ことりはこえだのてっぺんに)、四月、せみのおべべ、つゆ、このみち、こだまでしょうか、波の子守唄、犬、蓮と鶏
価格:3,000円/1冊(税抜き)
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金子みすゞ
1903年(明治36年)4月11日、山口県仙崎村(現、長門市仙崎)に生まれる。 二十歳のときに、童謡を書き始め、雑誌「童話」などに投稿して、西條八十に認められて童謡詩人となる。わずか3年間に512編の作品を残すが、1930年3月10日、自ら命を絶ち26年と11ヶ月の生涯を閉じる。以後作品は埋もれたままとなって50年あまりが過ぎるが児童文学者、矢崎節夫氏の16年に及ぶ“みすゞ探し”の末、1982年(昭和57年)6月20日に全作品が発見され、再び甦って、今、世界中に広がっている。
(写真提供:金子みすゞ著作保存会)

みすゞの詩が与えてくれるもの
みすゞの詩が蘇ったのは1982年6月20日でした。私がみすゞの詩に出会った1988年には、その名前はまだ殆ど知られていませんでしたが、それから間もなく、様々な雑誌やメディアに取り上げられ、小学校の国語の教科書にも載り、映画やテレビドラマにもなって、多くの外国語に翻訳されて、世界中に広がりました。これはみすゞの詩が、国や人種を超えて、人の心を動かす力を持っているから。誰をも魅了するからにほかなりません。
みすゞの詩は、弱いもの、小さなものへの優しさと慈愛に満ちています。そして、生きものは皆、他の生きものの命をいただいて、生かされているという悲しい宿命や、生きることの重みを教えてくれます。自然の営みや宇宙のしくみをほんとうに子供らしい純粋な視点で見つめた詩にはハッとさせられます。そこには、すべてのものへの思いやり、いたわりの大切さが溢れています。そして環境問題を考える糸口にもなります。東日本大震災の被災者の心のケアに、みすゞの詩が大変役立ったと聞きます。きっと、どの詩にも溢れる優しさが、悲しみに寄り添ってくれたのだと思います。
「相手のことを思いやる」という心を持ち合わせていない人はいないと、私は信じています。ただ普段の生活の中で、そのことを忘れてしまっているか、心の奥底にしまい込んで、持っていない振りをしているのではないでしょうか。時としてそのほうが人は楽に生きてゆけるものです。でもそれはとても残念なことです。
みすゞの詩をくり返し読んだり歌ったりすることで、人間が本来持っているやさしさや思いやりの気持ちが眠りから覚めてくれるのです。
みすゞの詩には、そういう力があるのです。
ともすると人の心を失いかねないIT時代だからこそ、不幸な事件が後を絶たない今日だからこそ、大人にも子どもにも「みすゞの心」を一人でも多くの方に広めたいのです。私は、歌にすることで、コンサートを通じて『みすゞの心』を伝えてゆきたいと思っています。
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「みすゞの心」が一人でも多くの方々に届きますように!規模の大小問わず、何処へでも出向きます。
コンサートの内容、選曲、費用はご相談させていただきます。お気軽にお尋ねください。
2018年4月1日 よしこのミュージックパーティーVol.10〜『金子みすゞの世界』
コンサート
歌と朗読、語りによる『金子みすゞの世界』主な公演記録
作曲/エレクトーン:西山淑子
1997年 6月20日 |
ヤマハエレクトーンシティ渋谷 |
歌と朗読:鈴木千香子(Sop.) 佐藤文行(bar.) |
自主公演 |
1998年 10月24日 |
伊東市ひぐらし会館 |
歌と朗読:鈴木千香子(Sop.) 佐藤文行(bar.) 児童合唱 |
自主公演 |
1999年 5月29日 |
伊東大和館コンベンションホール | 歌:地引憲子(Sop.) ピアノ: | 自主公演 |
2000年 8月12日 |
長泉町文化センター“ベルフォーレ” | 歌と朗読:鈴木千香子(Sop.) | 自主公演 |
2001年 9月15,16日 |
沖ミュージックサロン | 歌と朗読:萱野眞理(Sop.) | 主催:沖ミュージックサロン |
2001年 11月7日 |
日暮里サニーホール |
歌と朗読:萱野眞理(Sop.) 沖音楽教室児童合唱団 |
主催:アジア子供教育センター 荒川支援会 |
2002年 5月3日 |
文京シビックホール小ホール |
歌と朗読:萱野眞理(Sop.) 佐藤光政(bar.) 沖音楽教室児童合唱団 |
主催:沖音楽教室 |
2002年 10月17日 |
大泉学園ゆめりあホール |
歌と朗読:萱野眞理(Sop.) |
主催:池尻成二後援会 |
2002年 11月17日 |
エプタザール | 歌と朗読:鈴木千香子(Sop.) | |
2003年 7月5日 |
長泉町コミュニティーセンター | 歌と朗読:鈴木千香子(Sop.) | 自主公演 |
2003年 12月6日 |
伊東市ひぐらし会館 | 歌と朗読:萱野眞理(Sop.) | 主催:伊東ミュージカル劇団 |
2005年 3月13日 |
沖ミュージックサロン | 歌と朗読:萱野眞理(Sop.) | 主催:沖ミュージックサロン |
2005年 4月17日 |
我孫子市湖北地区公民館ホール | 歌と朗読:浦 富美 杵島純子 渡辺裕子 | 我孫子ファミリーコンサート |
2005年 10月6日 |
沖ミュージックサロン | 歌と朗読:萱野眞理(Sop.) | 主催:沖ミュージックサロン |
2006年 3月10日 |
すみだトリフォニーホール小ホール |
歌と朗読:浦 富美 杵島純子 渡辺裕子 合唱: |
主催:水の輪ファミリー コンサート |
2007年 2月28日 |
広尾明治屋 “シェ・モルチェ” |
歌:大滝てる子(Sop.) 朗読: |
主催:広尾明治屋 |
2007年 10月26日 |
ヤマハエレクトーンシティ渋谷 |
歌:大滝てる子(Sop.) 朗読: |
主催:3人の会 |
2008年 3月9日 |
市川市市民会館大ホール |
歌と朗読:浦 富美 杵島純子 渡辺裕子 合唱:コーロ・フィオーリ 市川コーロ・バンビーニ URAコーラスグループ コール・ローゼ |
主催:草の根文化の会 |
2008年 8月23日 |
ギャラリー “金木犀” |
歌:大滝てる子(Sop.) ピアノとお話:西山淑子 |
主催:よしこを囲む会 |
2009年 5月10日 |
日本大学藝術学部音楽学科小ホール |
お話(ゲスト):佐治晴夫 歌:萱野眞理(Sop.) 武中千恵(Sop.) 合唱:コーロ・まざぁぐうす |
主催:よしこを囲む会 |
2010年 5月15日 |
ヤマハエレクトーンシティ渋谷 |
歌と朗読:萩原かおり |
主催:よしこを囲む会 |
2010年 12月12日 |
大泉学園ゆめりあホール |
歌:西脇香織(Sop.) 朗読:松本佳子 |
主催:アクト練馬たすけあい ワーカーズ エプロン
|
2011年 10月29日 |
川口市民ホール フレンディア |
歌:西脇香織(Sop.) |
かわぐち九条の会 |
2011年 11月26日 |
ギャラリー古藤(江古田) |
よしこのミュージックサロンパーティーVol.3 朗読・語り:熊谷ニーナ |
主催:よしこを囲む会 |
2012年 3月11日 |
ロートルメゾン“西の洞”(館林市) |
〜東日本大震災の日に祈る〜 歌と朗読:伊東 剛(B.Bar.) |
主催:ロートルメゾン“西の洞” |
2013年 3月2日 |
昭和音楽大学511室 |
昭和音楽大学生涯学習講座 歌と朗読:萩原かおり |
主催:昭和音楽大学演奏センター |
2013年 4月27日 |
市川市文化会館小ホール |
みすゞ生誕110年記念 東日本大震災復興支援 歌:浦 富美 杵島純子 渡辺裕子 合唱:コーロ・フィオーリ 市川コーロ・バンビーニ URAコーラスグループ コール・ローゼ 朗読:長田弘子 松藤真理子 谷辺順子 松藤恒夫
|
主催:草の根文化の会 |
2014年 7月26日 |
東京セミナー学院503室 |
特定営利活動法人「学術研究ネット」セミナー お話:西山淑子 |
主催:学術研究ネット |
2015年 4月11日 |
アンティークホテル“ら・みらどーる” (安房鴨川) |
みすゞ没後85年 歌と朗読:萩原かおり |
主催:ら・みらどーる |
2015年 5月11日 |
新宿エコギャラリー |
みすゞ没後85年 歌:西脇香織 |
主催:新宿エコギャラリー |
2016年 10月9日 |
ロートルメゾン“西の洞”(館林市) | 歌と朗読:伊東 剛(B.Bar.) | 主催:ロートルメゾン“西の洞” |
2017年 3月11日 |
珈琲店 ぶな(江古田) |
よしこのミュージックパーティーVol.9 朗読:谷 英美 歌:西脇香織 |
主催:よしこを囲む会 |
2018年 4月1日 |
Live in Buddy |
よしこのミュージックパーティーVol.10 朗読:熊谷ニーナ 歌:西脇香織 |
主催:よしこを囲む会 |